お人形とおもちゃの会社スター

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How to make a doll

​お人形の創り方

​国内製造のお人形の創り方をご紹介します。

私は、小さい頃からお人形や小さなものが大好きでした。
子供の頃の将来なりたい職業は「お人形のお洋服を作る人」。
お人形は、創られたものではなく「お人形の国という別の世界の特別な存在」としてのイメージが今でもあり、製造方法などはそのイメージを損ねるものと考え、公開しておりませんでした。
しかし、国内製造については、廃業する工場も多いので、人形はこのように手作りで創られているという現状を知って頂きたく思います。

How to make a doll
​Kawaii !!

​How to make a doll♪

「作る」ではなく「創る」ことにこだわる会社です。


【1】キャラクター設定

外観の雰囲気、内面的な性格をイメージ
私の場合は、例えば本を読む、絵を見る、旅行へ行くなど・・・また日常に起こる何かの瞬間などでも、ふっとイメージが浮かんだ時、創り始めます。

すぐに創り始められない時でも、ずっとそのイメージが頭の中にあって、寝ても覚めてもその事を少しずつ考えていて、既に創造はスタートしています。


【2】イメージスケッチ

頭の中にイメージしたものを平面イラストにします。
正面と横顔 全身のイメージ。
原型製作の為のイラストと、イメージの為のイラスト。
イメージのイラストは、大きな模造紙に背景となる全体観のイラストを思いつくままいっぱい、いっぱい。切り抜きなど、コラージュすることもあります。

よく、この時点での模造紙イラストを見せて欲しいと言われるのですが、お人形が出来上がってしまったら捨ててしまうので、今はありません・・・
これから創る時があったら取っておこうと思います。


【3】粘土原型モック

一番最初にイメージで自分で創る粘土原型があります。これをイラストと比べながら、大体のサイズとか目の位置とか、頬のふくらみ鼻の高さなどを決めます。


【4】原型師さんに依頼

金型製作の為の原型(粘土原型→WAX原型)をプロの原型師さんに依頼(スケッチと粘土モックを見せてイメージを伝えます)


【5】金型依頼

原型を金型製造の会社へ渡し、金型製作をします。

金型とは・・・溶かしたPVC樹脂を流し込んで高熱で焼く為の型です。
この金型は「増型」と言って量産の為にいくつか増やした型です。
この型の前に「元型」があります。
金型の一部の画像を掲載致します。(ローテンション成型用型)

【頭部金型】ローテーション型

​【上胴】

【6】PVCゾル・材料の依頼

PVCゾル(材料)のボディカラー・希望色を配合依頼をします。
また、柔らかさ、厚みなどにより、配合が異なるので、希望を伝えます。
一度では思う色、堅さに上がらないので、ボディの勘合等も調整しつつ量産で使用する材料を決定します。

​【7】彩色マスク

生産型で抜いた頭部に手描きで彩色をします。マスク用の手描きは描き直し厳禁です。手描きの成型品頭部を電鋳に入れ、手描きの後がついたところを金鋸で切って、マスクのマスターを造ります。
その後、色別に1個ずつ切ってマスクを必要数仕上げます。

【8】脳天彩色マスクカバー

頭部の彩色用マスクカバーです。頭以外に塗料がいかない様に、顔全体を挟む仕様になっています。


【9】人形本体製造

【スラッシュ型】腕は頭部やボディと異なる成型方法です。

ドロドロに溶かしたPVCのゾルを金型に注入します。中は中空になる様、余分なゾルを戻します。
たい焼きのような感じでしょうか。

スタードールの手指は大変細いので、先までゾルを流し込むことが難しい作業です。先まで入らないものはショートモールドと言って先が切れたような状態で焼きあがります。
不良率が高くならない為にかなりのスピードでブンブン回します。
スタードールの手は長いので、回転機の直径は通常より長く造られています。

「やっとこ」で抜きます。抜いた時は柔らかく、ゆでたマカロニのようです。
挟むところは湯口というところで、後で各パーツごと丁寧にカッターを使って手作業で切り落とします。

手の型は4つ付いています(4個付といいます)もっと大量に一度に生産する場合は増型をして数を増やします。

【10】彩色工程

上胴、下胴、脚はローテーション成型で製造します。全体の機械自体は3トン位ある大型のものです。
画像は、混合部分などを全てきれいに手作業でカットし、旋盤で首部分に穴をあけた状態の各パーツです。
これから、手のマニュキア、脚のペデュキアの差し切を行います。
手のマスクは、形状上、親指とその他と一緒に吹けないので、2枚あります。
顔は、大体10枚位でその他、頬紅や唇のクリアなど、13工程位です。また、手描きでまつ毛やハイライトを足す場合もあります。


【11】植毛

◆トヨカロン 日本での小口入手が出来なくなり、全て特注で現実的に消化できないロットで諦めていましたが、以前見本で取った糸が倉庫にあり、エミリーのSpecial Edishonとして販売しました。(販売終了)

工場は、デザインをしたり、パターンを弾いたり、サンプルをつくっているアトリエの空気とは全く異なります。油の匂いとPVCの焼けた匂い、金型の鉄のような匂いなどにワクワクします。


【12】ボディ組

焼き具合で、多少ボディの色が異なるので、全体の色が合う様にそれぞれ色合わせします。勘合の調節など、細かくチェックします。


【13】頭部セット

頭部をセットして、お人形が生まれます。
ここで、お人形としての生を受けましたので、スターでは、一度セットした頭部を二度と抜く事はありません。
また、スタードールボディは、構造上、取れない仕様になっています。